エンジン試験や開発を行うエンジニアリング事業は機密性が高く、国内では、信頼できる自動車メーカー系列か政府系機関であることが多いのですが、当社はそれらと異なる独立系エンジニアリング会社として2002年にスタートし、今年で22年目を迎えます。各メーカーがエンジンやその他の開発に関する重要部品の開発の一端を当社に業務委託するということは、当社のサービスを信頼しているからであり、ここまで続いたのはその証であるといえます。
スタート当初は、エンジン試験も１社のものを請け負うだけでしたが、現在では国内すべての自動車メーカーのエンジンのみならず、輸入車やエンジン関連部品の試験も行うようになり、試験ビジネス業界では誰もが知っている存在にまで成長しました。事業規模でも当時の１０倍以上になる発展を遂げています。
また、当社の技術力という点では、2022年から、環境省の『既販中型重量車の水素エンジン事業性検証プロジェクト』に参画し、エンジンの中枢部分や燃料供給系の設計・製作を手掛けております。現在実車に搭載し、実走行試験が行われております。
一方、特徴ある事業としてオートパーツ事業も光ります。一般車両向けだけでなく、各自動車メーカーが威信をかけて展開する国内最高峰のレースにも足回りを中心とした部品をセミオーダーメイドで提供し、シェアも高く、数多くの優勝車を輩出してきました。
これからもこれらの実績と技術力を活かし、次世代燃料や電気・水素自動車に関連するビジネスへの参入を積極的にチャレンジしていきます。

代表取締役社長　笠井嘉明　Yoshiaki Kasai